(ブルームバーグ):カナダ最大の航空会社エア・カナダは17日、客室乗務員組合がカナダ労使関係委員会(CIRB)のスト終了命令に従わなかったため、運航再開を1日延期すると発表した。労使紛争の激化で、大規模な運航停止が続いている。
エア・カナダの発表文によると、17日午後以降の約240便が欠航となり、運航再開は18日夕方になるという。同社は客室乗務員を代表するカナダ公共労働組合(CUPE)が組合員にCIRBの職場復帰命令を無視するよう違法に指示したと非難した。
一方、同労組はCIRBの命令について、「明白に違憲だ」と主張している。
賃金交渉の決裂によりストに突入した後、エア・カナダはCIRBの命令を受け、17日夕方から運航を再開し、徐々に通常運航に戻す方針を示していた。
原題:Air Canada Delays Resuming Flights as Strikers Defy Stop Order(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.