東京株式相場は反発。実質国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回ったことが好感され、銀行株や大型株に買い注文が先行している。

  • 東証株価指数(TOPIX)の午前終値は前日比0.9%高の3085.32
  • 日経平均株価は0.9%高の4万3036円46銭

三菱UFJフィナンシャル・グループが一時6%超値上がりして、TOPIX上昇に最も寄与している。

4-6月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率1.0%増だった。設備投資が内需を支えており、日本銀行の金融政策正常化を後押ししている。

大和証券の坪井裕豪チーフストラテジストはGDPについて、設備投資と消費が予想を上回っており、日本経済がより堅固な基盤を築くとの期待を高めると述べた。

買い注文は大型株に集中しており、多くの市場参加者は外国投資家の買いの兆候と解釈している。

T&Dアセットマネジメントの酒井祐輔シニア・トレーダーは、下落銘柄が上昇銘柄を上回っており、外国投資家が何らかの理由で日本への投資を拡大するため大型株を買い集めていることを示唆していると指摘した。

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