(ブルームバーグ):国民民主党の玉木雄一郎代表は9日、「高市政権が成長重視でやろうとする方向は財政再建の観点からも間違っていない」と話し、今週にも経済政策として具体案を高市早苗首相に提言する可能性を示した。フジテレビの番組で語った。
高市首相が、基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の単年度黒字化を撤回し数年単位でバランスを確認する方向に見直すことを検討していることについて、玉木氏は「単年度で収支合わせようとすると柔軟な運営ができず、供給力を強化するための積極的な財政出動は間違っていない」と言及した。精査する必要はあるが、「出すべきところには出し、成長を促し財政を健全化していく姿を見せていくべき」と述べた。
また玉木氏は、適度なインフレと適度な賃上げがあることが「最も財政を改善する」と指摘。「安定的な名目GDPの成長をどう実現するかが財政の再建を考えても非常に大事」と語った。
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