(ブルームバーグ):13日の東京株式相場は上昇し、指数は取引時間中の最高値をきょうも更新している。米国で消費者物価指数(CPI)を受けて利下げ期待が強まり、投資家のリスク資産志向が鮮明になっている。
- 東証株価指数(TOPIX)は前日比1%高の3098.12-午後1時1分現在
- 日経平均株価は1.6%高の4万3389円57銭
- 日経平均は一時上げ幅が600円を超えた
電気機器や機械が上昇を主導し、東京エレクトロンやアドバンテスト、ルネサスエレクトロニクスが値上がりしている。米CPIはほぼ予想通りで、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待を後押した。米株式相場が上昇したことも日本株の追い風となっている。
フィリップ証券の笹木和弘リサーチ部長は、日本の株式が出遅れていたことにグローバル投資家が気づき始め、ポートフォリオの再配分の一環として資金を投入していると指摘した。人工知能(AI)ブームへの期待が半導体やAIサーバー関連銘柄への資金流入を特に後押ししているとした。
日経平均は12日に史上最高値を更新した。米経済見通しが引き続き改善すればさらに上昇する可能性があるとも笹木氏は述べた。
一方、週後半に予定されているトランプ米大統領とプーチン露大統領の会談を前に原油価格が下落しており、鉱業関連株は値下がりが目立つ。
--取材協力:古澤百花.
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