17日の東京株式相場は上昇する見込み。前日の大幅安からの反動に加えて、米国市場でハイテク株の一角が反発したことを好感する。

電線などの人工知能(AI)関連が買われやすい。ただ、米雇用統計は追加利下げへの期待を高める内容ではなく、米国株が総じて軟調に終わったことで日本株の上値は重くなりそう。

大和アセットマネジメントの建部和礼チーフストラテジスト

  • 米国で下げの激しかったブロードコム株やオラクル株などが反発し、日本市場でも足元の下落を主導していたAI関連株が下げ止まると期待できる
  • 雇用統計で弱めの数字が出れば利下げ観測が高まるとの期待が一部であったが、内容は強弱が入り交じり、マーケットにポジティブな内容ではなかった
    • 米国市場ではシクリカル(景気敏感)株が軟調で、為替も円高基調なため、きょうはAI関連を除いた外需株に圧力がかかりやすい
  • 日本銀行の金融政策決定会合を終えるまでは投資家の様子見姿勢が強く、日経平均株価は5万円付近でのもみ合いが続きそう
    • 植田和男総裁が今後の利上げペースについてどのようなコミュニケーションをとるか注目される

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