オルタナティブ投資大手の米アポロ・グローバル・マネジメントは、データセンター運営会社ストリーム・データ・センターズの過半数株式を取得することで同社と合意した。デジタルインフラの需要急増を好機と捉えている。

6日のアポロ発表文書によれば、同社が運用するファンドはこの取引により、デジタルインフラに対する数十億ドル規模の投資が可能になる。

両社の合意で、ストリーム・データの経営陣は少数株を保持する取り決めとなった。取引は年内の完了を見込んでいる。合意の詳細な条件は開示されていない。

人工知能(AI)の普及で電力需要が急増する中で、アポロのような代替資産運用会社はデータセンターに巨額を投じている。最大手のブラックストーンはこの領域で先行しており、2021年にはデータセンター運用会社QTSを100億ドル(約1兆4700億円)で買収した。

モルガン・スタンレーの試算では、AIへの設備投資は今後3年で3兆ドルを超える可能性がある。

ストリーム・データ・センターズは大型データセンターキャンパスの設計とリース、管理、運営を手がける。これまでに20を超えるデータセンターキャンパスでプリンシパル・アセット・マネジメントなどの投資会社と提携している。

原題:Apollo Global to Buy Builder of Large-Scale US Data Centers(抜粋)

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