政府は高騰するコメの安定供給の実現に向けた関係閣僚会議を開き、「需給見通しが誤っていた」と認めたうえで、増産にかじを切る方針を示しました。

石破総理
「令和9年度の水田政策の見直しにあたりましては『米を作るな』ではなく、生産性向上に取り組む農業者の皆さまが増産に前向きに取り組める支援に転換をいたします」

きのうの会議で、政府は事実上の減反政策である「生産調整」を見直してコメの増産を進めていく考えを示しました。

コメの価格高騰については、高温障害などの環境要因に加え、インバウンド需要や一般家庭の消費量の把握が不十分で需給見通しを誤っていたと分析しています。

また、「生産量が足りている」という認識のもとで備蓄米の放出の方法やタイミングが適切でなかったとしています。