中国とフィリピンの双方が領有権を争う南シナ海の海域で、日本が供与したフィリピンの巡視船が中国当局の船と対峙し、フィリピン側が映像を公開しました。
フィリピン沿岸警備隊は4日、フィリピン北部・パンガシナン沖の南シナ海で巡視船「テレサ・マグバヌア」が中国海警局の船に警告を出したと発表しました。
「テレサ・マグバヌア」は日本が円借款を通じて3年前、フィリピンに供与した巡視船です。
公開された映像では、フィリピン側は中国海警局の船がフィリピンの排他的経済水域を航行していると放送で警告。対する中国側は「テレサ・マグバヌア」が中国の管轄する海域に入っていると主張し、直ちに出ていくよう命じました。
フィリピン沿岸警備隊は、「引き続き当該海域をパトロールし我が国の管轄権の安全と一体性を確保していく」と強調しています。

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