(ブルームバーグ):三菱UFJ証券ホールディングスは30日、2025年4ー6月期(第1四半期)の連結純利益(米拠点を含めた実質ベース)が前年同期比28%減の132億円だったと発表した。
セグメント別の経常利益は、国内営業部門が前年同期比78%減の20億円、ホールセール部門は同23%減の196億円だった。米トランプ大統領による関税政策や中東での地政学リスクの高まりを受けた先行き不透明感から、投資家の様子見姿勢が強まり国内営業が振るわなかった。
ホールセール部門は好調だった前年同期の反動に加え、国内の債券関連トレーディングにおいて金利デリバティブ(金融派生商品)でのポジション運営に苦戦した。
会見した本城史朗最高財務責任者(CFO)は債券関連トレーディングについて「4月以降の難しい相場環境をしっかりリスクを管理しながら乗り切った」と振り返った。
親会社の三菱UFJフィナンシャル・グループは8月4日に決算を発表する。
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