(ブルームバーグ):暗号資産(仮想通貨)イーサリアムの運用会社が特別買収目的会社(SPAC)との合併による上場で合意した。株式発行などで15億ドル(約2210億円)強相当の資金を裏付けとする計画。米国で暗号資産関連企業の上場の動きが活発になっている。
21日の声明によると、合併後に存続予定のイーサーマシンは、共同創業者の1人が提供する16万9984イーサに加えて、株式発行は8億ドル強の規模を予定。合併相手のSPAC、ダイナミクスが信託口座に保有する1億7000万ドルの現金も資金に含める見通し。
ダイナミクスの株価は21日、22.2%高となった。

イーサのブロックチェーン向けアプリケーションの開発を手がけてきたコンセンシス出身のアンドルー・キーズ会長とデービッド・メリン最高経営責任者(CEO)が新会社を率いる予定。キーズ氏が提供する16万9984イーサを含め、計40万イーサ余りを保有する見通しだ。
株主からの承認など条件をクリアすれば2025年10-12月(第4四半期)までに合併は完了予定。
声明によるとイーサーマシンは、機関投資家にイーサへの投資機会を提供。また、投資家がイーサをブロックチェーン運用のために預け入れて、その運用に貢献する対価として報酬を得ることができる「ステーキング」やリステーキング、分散型金融(DeFi)を通じて価値を生み出していく計画だとしている。
株式はティッカーシンボル「ETHM」でナスダックに上場される予定だ。
米国では規制緩和で暗号資産の関連企業が相次いで上場している。暗号資産交換業者ブリッシュは18日、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)の申請書を提出。米デジタル資産運用会社グレースケール・インベストメンツと暗号資産カストディアン(保管機関)の米ビットゴーも非公開で上場に向けた申請を行っている。
原題:Ethereum Crypto Treasury to Go Public in $1.5 Billion SPAC Deal(抜粋)
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