“トランプ関税”が発動するなか、先月のアメリカ向けの輸出額は自動車輸出の落ち込みなどから11%あまり減少しました。3か月連続で減少しています。
財務省が発表した6月の貿易統計によりますと、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1531億円の黒字でした。
輸出額は9兆1626億円と、去年の同じ月に比べて0.5%減少しています。
このうち、アメリカへの輸出は1兆7071億円で、自動車の輸出額が減ったことから去年に比べて11%あまり減少しました。減少は今年の4月以来、3か月連続です。
輸出台数は増えたものの金額は減少していて、輸出の単価は去年に比べて30%近く低い1台あたり339万円でした。
アメリカのトランプ政権による追加関税が発動するなか、輸出控えが起きたり、より安い車を輸出したりするなどの影響が出ている可能性があります。
また、同時に発表された今年1月から先月までの半年間の貿易収支は2兆2158億円の赤字でした。赤字は8期連続です。

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