(ブルームバーグ):8日の債券相場は上昇が予想される。トランプ米大統領が日本や韓国など貿易相手国に対して新たな関税率を通知したことで、リスクオフの債券買いが見込まれる。
SMBC日興証券の奥村任シニア金利ストラテジストは、日米通商交渉で「日本はより踏み込んだパッケージを提示する必要がある」と指摘した上で、参院選挙期間中で自由度が制限され、交渉を楽観視できないと述べた。日本銀行の利上げがさらに遠のくイメージで、債券を買わないリスクがやや意識されるとみる。
5年国債入札について、奥村氏は利回り1%付近では需要が見込めることから順調にこなしそうだと言う。「足元で金利が低下すると低調になるリスクはあるが、外部環境からは相場が大きく崩れることはなさそう」との見方を示した。
奥村氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは1.42-1.46%(7日は1.455%で終了)、先物中心限月9月物は139円00銭-139円50銭(同139円12銭)。
先物夜間取引で9月物は7日の日中取引終値比変わらずの139円12銭で終えた。7日の米10年国債利回りは前営業日比3ベーシスポイント(bp)高い4.38%程度で引けた。
5年国債入札
- 償還が3カ月延びて新発179回債として発行
- 新発5年債の発行日前(WI)取引は0.99%程度
- 発行予定額は2兆4000億円程度
- 大和証券の小野木啓子JGBデスクストラテジスト
- 5年国債利回りは今後1カ月程度0.95-1%を中心とするレンジでの推移が続くとみて、1%近辺での落札を念頭に応札スタンスを考えたい
- 1%水準なら波乱のない入札運びとなろう
- 5年利付国債の過去の入札結果(表)
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.