NATOの「応分の負担」と迫り来るロシアの脅威
NATOの防衛費の3分の2を支出している超大国アメリカにとって、同盟国の国防費の不均衡は看過できない問題となっています。
確かにNATOがリーダーシップ、調整力、軍事力、資金力の面でアメリカを頼りすぎていた事は否めません。
イギリスのキア・スターマー首相が防衛費の増額を発表したのが、トランプ大統領の就任から数週間後だったこと、そして5月にEUとイギリスが防衛協定に署名したことも、決して偶然ではありません。
イギリスは何十年もの遅れを取り戻すため、弾薬の補充、兵士や予備役の募集が必要です。
それだけではなく、原子力潜水艦、AI誘導ドローン、サイバー防衛などの増強も求められています。
