大手企業の夏のボーナスは平均で99万円あまりとなり、過去最高額となりました。

経団連は、今年の夏のボーナスについて、大企業107社の回答を取りまとめ、1次集計として発表しました。

それによりますと、平均額は去年より4.37%増え、99万848円となり、4年連続でプラスでした。現在の方法で調査を始めた1981年以降、過去最高額となります。製造業が4.49%増の103万5889円、非製造業が3.76%増の85万7602円です。

業種別にみると、去年マイナスだった化学が28.99%増と大幅に伸びたほか、業績が良かった造船や非鉄・金属なども10%以上伸びました。ただ、自動車は一部企業の業績不振を受けて、2.03%減りました。

経団連は、ボーナス算定の基準となる基本給の引き上げなどが反映されたと分析していて、「全体ではプラスの業種が多く、賃金引き上げの力強いモメンタムの継続が確認できる」としています。