ウェブサイトやアプリのユーザーインターフェース(UI)デザインツールを提供する米フィグマは1日、新規株式公開(IPO)を申請した。今年最大のIPOの一つになる可能性がある。

フィグマ(本社サンフランシスコ)は今月中にも株式を上場する計画だ。非公開情報を理由に事情に詳しい関係者が匿名で明らかにした。

同社の広報担当はIPOの規模や時期に関するコメントを控えた。詳細な条件は今後の届け出で公表される。

届け出によれば、今年1-3月期の純利益は4490万ドル(約64億4000万円)、売上高は2億2800万ドル。前年同期の1350万ドル、1億5600万ドルをいずれも上回った。2024年通年は売上高が増えたものの、営業費用の急増に伴い、純損益は7億3200万ドルの赤字となった。

米株式相場が最高値を更新し、IPOでかなり大きなリターンが期待できる状況で、一部の企業は9月のレーバーデー後まで待たず、夏のうちに上場する計画を進めている。

フィグマは今年4月、非公開でIPO申請を行ったと明らかにしていた。

モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス・グループ、アレン・アンド・カンパニー、JPモルガン・チェースが株式公開の主幹事を務める。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の銘柄コードは「FIG」となる。

原題:Figma Files for US IPO Showing Gains in Revenue, Profit (1)(抜粋)

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