“ジブリ風”画像の大流行で「GPUが溶けている」
エミリー: 以前、「ジブリ風」画像生成機能をリリースした時、GPUが溶けているとツイートしましたよね。
アルトマンCEO: 文字通り受け取られるとは思いませんでした(笑)。
エミリー: 私は冗談だって分かりましたよ。
アルトマンCEO: 金属がとても熱くなっていましたが、溶けたわけではありません。GPUは不足していましたね。チームは忙しすぎて、常に寝不足です。
エミリー: 今後、新たなサービスが再びバズったらどうしますか?スターゲートで解決できますか?
アルトマンCEO: 先日の画像生成機能に対する反響は普通ではありませんでした。テック業界史上、今まで起こったことのない現象だと思います。様々な人気サービスを見てきましたが、ここまでユーザーが殺到したのは初めてです。
エミリー: 1時間で100万人のユーザーを追加したそうですね。
アルトマンCEO: はい、時間帯によってはそれ以上です。前例のない、異常な事態でした。画像生成には高い処理能力が必要なので、前例のない対策をいくつか取らざるを得ませんでした。研究部門の処理能力を借りたり、ChatGPTの他の機能を遅くしたりして対応しました。常に何十万台もの何もしていないGPUが待機しているわけではないので、より多くのGPUがあれば、制限をかけず、需要の急増にも対応できると思います。
ちょうど今朝、今後、数ヶ月でリリースしたい機能のリストを作っていました。出したい機能と、効率向上が見込めるGPUの入手時期を並べてみたら、全然噛み合っていませんでした。いくつかの機能は諦めたり、制限せざるを得ず、すべて実現するのは無理だと気づきました。
エミリー: 処理能力とサービスは、それほど直接関係しているのですね。
アルトマンCEO: 効率を上げたり、機能や利用を制限したりすることも可能ですし、全て試しました。より多くの処理能力があれば、より多くのAIを提供できます。画像生成やソフトウェア開発など、何にでも使えます。
