(ブルームバーグ):米連邦最高裁は23日、トランプ政権が「第三国」に不法移民を即時送還する措置の再開を認める判断を下した。マサチューセッツ州の米連邦地裁は、10日間の猶予期間と拷問のリスクを訴える機会を移民に与えることを求める命令を下していたが、最高裁がこの命令を差し止めた。
今回の最高裁判断には、リベラル派判事3人が強く反対した。だが最高裁は、大統領権限を侵害し、外交努力を妨げているとして地裁命令差し止めを求めた政権側の主張を認めた。
緊急命令ではよくあるように、今回の判断について最高裁全体としての説明はなかった。だが、リベラル派のソトマイヨール判事は、政権側が複数の男性を24時間弱の通知で南スーダンに移送することを試み、連邦地裁命令に違反したと指摘。最高裁の多数派が「違法行為に報いている」と非難した。
リベラル派のケーガン、ジャクソン両判事も反対に回った。
地裁命令は差し止められたが、本国や移民担当判事が指定した国以外の、いわゆる第三国への移送を巡る訴訟は継続する。
原題:Supreme Court Backs Trump on Deportations With Short Notice(抜粋)
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