中国の習近平国家主席と、台湾最大野党・国民党の鄭麗文主席が10日、北京で会談し、台湾の独立に反対することで一致しました。

中国 習近平国家主席
「両岸の同胞が親しく交流し、距離を縮め、共に歩んでいく大きな流れは変わることがなく、これは歴史的必然である」

中国国営の中央テレビなどによりますと、中国共産党総書記をつとめる習近平国家主席と国民党の鄭麗文主席との会談は、北京の人民大会堂で10日午前、行われました。

この中で、習氏は「今回の会談は両党の関係にとって重要な意義を持つ」と強調。そのうえで、中国共産党と国民党が「一つの中国」の原則を確認したとされる「92年コンセンサス」を堅持し、『台湾独立』に反対する考えを示しました。

これに対して、鄭主席は「台湾海峡は外部勢力が介入する舞台にならないことを望む」と述べたうえで、「『台湾独立』に反対する共通の政治的基盤の上で、あらゆる衝突の原因を取り除くべきだ」と主張しました。

国民党と共産党のトップ会談は2016年11月以来およそ9年半ぶりで、台湾統一を目指す習近平国家主席としては、国民党との関係を強化することで「台湾独立派」とみなす頼清徳政権をけん制する狙いがあります。

一方で頼清徳総統は10日、自身のSNSを更新し「歴史が示しているように権威主義に妥協することは、主権や民主を犠牲にするだけで自由も平和ももたらさない」と批判、防衛力の強化を訴えています。