中東情勢が緊迫化する中、現地の日本人の退避などに備えて、政府が自衛隊機を周辺国に派遣することを検討していることが分かりました。

複数の政府関係者によりますと、政府は近く自衛隊機を派遣しアフリカ東部のジブチで待機させ、イスラエルとイランに滞在する日本人の退避などに備えることを検討しているということです。

外務省は、早ければ19日にも現地から退避を希望する日本人をバスで退避させる方針で、▼イスラエルにいる日本人はヨルダンへ、▼イランにいる日本人はアゼルバイジャンに移動するということです。

現在、イランにはおよそ280人の日本人が滞在していますが、これまでのところ被害の情報は入っていません。

イラン全土の危険情報レベルは17日、「退避勧告」にあたるレベル4に引き上げられています。