日本郵便が配達員に対し飲酒の有無などを確認する「点呼」を適切に行わず、点呼の記録を改ざんしていたことについて、林官房長官は「輸送の安全を揺るがしかねないもので極めて遺憾」だと述べました。

点呼を適切に行っていなかった問題をめぐり、日本郵便はきょう、今月5日に国交省が通知した処分を受け入れると発表しました。

この件について林官房長官は会見で「公的な役割を担う企業としての信頼を損なうとともに、輸送の安全をゆるがしかねないものであり、極めて遺憾」だと述べました。

そのうえで、今後は国交省が法令に則り厳正に対処するとともに、総務省で再発防止とガバナンス強化の徹底、郵便のユニバーサルサービスなどの確保に取り組むよう求める考えを示しました。