米連邦高裁は10日、トランプ政権が貿易相手国・地域に課す関税措置について、当面継続することを認めた。トランプ氏の看板経済政策にとって追い風となる。

国際貿易裁判所は先月、各国・地域に一律に発動された上乗せ関税などを「違法で無効」と判断し、差し止めを命じた。トランプ政権は決定を不服として上訴し、連邦高裁は貿易裁判所の判決の効力を一時停止した。短期的な猶予期間が今回の決定で延長される。

司法省は原告の中小企業が訴える経済的損害より継続中の貿易交渉を巡る米当局の懸念が重大だと主張していた。

高裁は「極めて重要な争点」を理由に審理を迅速化し、口頭弁論の期日を7月31日に設定した。今回の判断で政権側の主張を支持した詳細な理由は明らかにしていないが、差し止め命令の効力停止継続の「正当性」を示す責任を政権側が果たしたとの見解を示した。反対意見を表明した判事はいなかったという。

最高裁の迅速な介入がない限り、高裁での審理が続く少なくとも数カ月にわたり、関税措置が維持される可能性が高い。

原題:Trump Tariffs Can Stay in Effect Longer, Appeals Court Says (2)(抜粋)

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