(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事は7日、投資家の関心が欧州に向かいつつあり、ユーロの国際的地位を高める「絶好の機会」が到来しているとの認識を示した。
シュナーベル理事は、クロアチアで開催された第31回ドブロブニク経済会議のパネルディスカッションで、投資家がポートフォリオ分散で欧州に注目する「ポジティブな信頼効果」がうかがえると語った。
ラガルドECB総裁や政策担当者らの最近の発言を補強するもので、国際貿易や米機関へのトランプ米政権の攻撃を欧州に有利に働かせようとする意図が見て取れる。年初来のドル売りの動きを背景にブルームバーグがフォローする主要通貨全てに対し、ドルは下落した。
シュナーベル理事は、金融市場参加者との対話の内容に言及し、投資家は分散投資への関心を高め、「欧州に再び向かいつつある」と述べ、「素晴らしいニュースだ」と歓迎した。
欧州で国防やインフラへの公的支出拡大が見込まれることも理由に挙げ、「財政余力の大きいドイツの場合、ようやく緊縮財政を断念したことが投資家から非常に前向きに受け止められている」と指摘した。
原題:ECB’s Schnabel Says Now Is Right Time to Boost Role of Euro (2)(抜粋)
--取材協力:Ros Krasny、Thomas Gualtieri、Verena Sepp.
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