米マイクロソフトは4日、傘下のリンクトインのトップが電子メールや生産性向上アプリ開発チームの責任者を兼務すると明らかにした。人工知能(AI)ツールの展開加速を目指す中、業務用ソフトウエア事業をさらに集約する組織再編の一環となる。

リンクトインの最高経営責任者(CEO)を2020年から務めるライアン・ロスランスキー氏は今後、「アウトルック」や「ワード」「エクセル」をはじめとする業務用ソフト「オフィス」製品群を担当するチームの指揮も担うことになる。マイクロソフトが従業員に伝えた。

基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」や業務用ソフトなどを手掛ける部門を統括するラジェッシュ・ジャー氏が直属の上司となる。一方で、リンクトインCEOとしての立場では、引き続きマイクロソフトのサティア・ナデラCEOが直属の上司。

ライアン・ロスランスキー氏

マイクロソフトの広報担当は今回の人事について、リンクトインが子会社として9年近く享受してきた相対的な独立性の終わりを意味するものではないと述べた。マイクロソフトは16年、米セールスフォースに競り勝ち、リンクトインを約260億ドル(現在のレートで約3兆7000億円)で買収した。

業務用ソフトで競合する大手各社と同様に、マイクロソフトも大規模言語モデルを活用したAIボットがオフィスワーカーの仕事の進め方を一変させると見込んでいる。同社はAIアシスタント「Copilot(コパイロット)」ブランドの下、業務の自動化や効率化を目的とした新ツールの導入を進めている。

原題:Microsoft’s LinkedIn Chief to Run Office Group in AI Shakeup(抜粋)

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