世界の富裕層の資産は昨年に増加し、ミリオネアの数は過去最高の2340万人に達した。

ITサービス・コンサルティング会社キャップジェミニが発表した「ワールド・ウェルス・リポート」によると、投資可能な資産が100万ドル(約1億4400万円)以上の個人の数は2024年に2.6%増加した。米国の資産増加が主な要因だった。

ミリオネア数は米国だけで前年から56万2000人(7.6%)増加。人工知能(AI)を巡る熱狂や利下げを受け、米株式相場が大幅に上昇したことが背景にある。資産3000万ドル超の超富裕層の資産は米国で約12%増加した。

アジア太平洋地域では、ミリオネア数は2.7%増。堅調な株式相場や金融緩和政策が寄与した。一方、中東では原油価格下落を受け、ミリオネア数は2.1%減少した。

欧州では、市場のボラティリティーや成長停滞が超富裕層への資産の集中につながり、資産3000万ドル以上の個人の数が3.5%増加した一方で、ミリオネア全体の人口は2.1%減少した。

富裕層のポートフォリオ全体では、現金保有が横ばいだったほか、プライベートエクイティー(PE、未公開株)や暗号資産(仮想通貨)などオルタナティブ資産への配分も15%を維持した。

キャップジェミニの調査は25年1月に実施され、71カ国の富裕層の個人6000人余りやウェルスマネジメント担当者らの意見が反映されている。

原題:Frothy Tech Returns Helped Mint 600,000 Millionaires Last Year(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.