オーストラリアの1-3月(第1四半期)国内総生産(GDP)は予想を下回る伸びとなった。公共需要と輸出が成長の足かせとなり、オーストラリア準備銀行(中央銀行)がハト派姿勢に傾き、追加利下げに動く動機が強まりそうだ。

政府が4日に公表したデータによると、第1四半期のGDP成長率は前期比0.2%と予想(0.4%)を下回った。前年同期比も1.3%増と、予想の1.5%増に届かなかった。

豪統計局の国民経済計算責任者、キャサリン・キーナン氏は「公共支出は、2017年9月期以降で最大の成長の押し下げ要因となった。極端な気象が国内の最終需要と輸出を減少させた」と発表資料で説明した。

今回の数字は、豪経済全般のパフォーマンスが新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に先立つ20年間の平均実績を下回る状況を示す。

豪中銀は5月20日の金融政策決定会合で、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を4.10%から3.85%に引き下げる決定を行った。グローバルな不確実性を理由に挙げ、国内経済活動が悪化すれば「断固とした対応」を取る用意を示唆した。

原題:Australia’s Soft Economy Bolsters Case for Further Rate Cuts (2)(抜粋)

--取材協力:Michael G Wilson.

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