(ブルームバーグ):ゴールドマン・サックス・グループは、プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資ファンドに資金を縛られた投資家に出口を提供するための、過去最大規模のセカンダリー投資ファンドの設定を計画している。
事情に詳しい関係者によると、同行の資産運用部門はセカンダリーファンドの第10弾について機関投資家らに説明を開始しており、2023年に調達した前回のファンドの142億ドル(約2兆円)を上回る規模を目指している。
ゴールドマンは顧客への説明で、PEファンド投資家が資金回収の遅れに直面しており、特に流動性確保を急ぐ大学寄付基金などがセカンダリー市場に目を向けていることを指摘していると関係者が匿名を条件に述べた。
調達目標はより多くの投資家に接触するに伴い変わる可能性がある。
ゴールドマンの広報担当者はコメントを控えた。
セカンダリー取引とは、リミテッドパートナー(LP)と呼ばれるファンドへの投資家が市場価格より割安な価格で早期に持ち分を売却する仕組みで、流動性を確保したい投資家にとっての「出口戦略」として人気が高まっている。買収の停滞によって、PEファンドが投資先企業を売却しにくい状況が続いていることが背景にある。
エバコアによると、こうしたセカンダリー取引は2023年に約1600億ドルに達した。ゴールドマンのセカンダリー投資戦略を率いるハロルド・ホープ氏(53)は、PE投資業界拡大の流れの中でセカンダリー市場が進化したと語る。
「投資家と運用会社の双方に、ファンドの満期前に流動性を得る手段を模索する意欲が高まった結果」だと指摘した。
原題:Goldman Eyes Biggest Fund Yet to Snap Up Discarded Buyout Stakes(抜粋)
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