(ブルームバーグ):2日の債券相場は下落に転じている。トランプ米政権の対中貿易政策の不透明感を背景としたリスクオフの流れで買いが先行した後は、3日の10年国債入札に向けた売りに押されている。
岡三証券の長谷川直也チーフ債券ストラテジストは「リスクオフで先回り的な買いが入って金利が低下すれば、入札に対する警戒感が出てくる」と指摘。どちらかといえば「入札に向けて相場を押し込めたい動きが出やすい」と述べた。
今週は3日に10年債、5日に30年債の入札が行われる。このところ長期や超長期ゾーンの入札が金利上昇要因となっている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤原和也債券ストラテジストは10年債入札について、金利が1.5%台で迎えれば無難に通過、1.4%台に低下すれば警戒感が出てくるとみる。

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