(ブルームバーグ):29日の韓国株式市場で韓国総合株価指数は約10カ月ぶりの高値を付け、強気相場入りが近づいている。来週の大統領選挙後に利下げや改革政策が進むとの観測が背景にある。
韓国総合株価指数は1.9%高で終了。昨年8月以来となる2700台に乗せた。直近安値からの上昇率が強気相場入りの目安とされる20%に達するまで、あと約1.3%に迫っている。
韓国株は今月、域内の他市場をアウトパフォームしており、新政権発足後に株価が一段高となるとの期待が高まっている。米エヌビディアの人工知能(AI)分野に関する強気な見通しや、米国際貿易裁判所がトランプ大統領の世界的な関税措置を巡り多くの部分について違法と判断したことなども、投資家心理にプラスに働いた。
韓国銀行(中央銀行)はこの日の金融政策決定会合で、大方の予想通り政策金利の0.25ポイント引き下げを決定。その後の記者会見で、李昌鏞総裁が想定以上の利下げが今後行われる可能性があると述べたことを受け、株価は上げ幅を広げた。

原題:Korean Stocks Extend Pre-Election Rally to Hit Nine-Month High(抜粋)
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