(ブルームバーグ):サッカーのイングランド・プレミアリーグに所属するチェルシーの共同オーナー、トッド・ボーリー氏は、選手の負傷が増えているとしてサッカー界の過密な試合日程に懸念を示した。
ボーリー氏は20日、ドーハで開催されたカタール経済フォーラムで、「最大の課題は選手がこなしている試合数だ」とし、「スケジュールは実に過密で、選手が全力を尽くしている中で、けがは増える一方だ」と語った。
また「日程や選手が実際に消化できる試合数を見直す必要がある」とも述べた。

同氏が発言したのは、クラブワールドカップ出場に向けチェルシーが渡米する前日。国際サッカー連盟(FIFA)が主催し、新たに拡張された同大会は、負傷への懸念を示す選手の代表者から批判を浴びている。
チェルシーはプレミアリーグで、今シーズン残り1試合を残した段階で4位にある。クラブとしては5位以内を目指している。トップ5に入れば、欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグ2025-26シーズンへの出場権を獲得できると見込まれ、財務面の恩恵も期待できる。
ボーリー氏は、22年にロシアの富豪ロマン・アブラモビッチ氏からチェルシーを買収したコンソーシアムのメンバー。
原題:Chelsea Co-Owner Boehly Says Players Have Too Many Games (1)(抜粋)
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