(ブルームバーグ):中国本土のプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社ハニー・キャピタルと、香港の不動産投資家から成るコンソーシアム(企業連合)が、香港新界地区の大埔で進行中のゴルフ場建設プロジェクトに対して、約23億香港ドル(約425億円)の融資を求めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。
プロジェクトは再整備された埋め立て地に18ホール(パー71)のゴルフコースを建設する内容。5年物融資の一部は既存借入金の借り換えに充てられるという。プロジェクトには、香港の不動産会社、遠東発展の経営権を握る富豪一族と麗新発展も参加していると関係者は述べた。
弘毅投資とも呼ばれるハニー・キャピタルは、香港不動産業界の富豪らと組み大埔に建設中のゴルフ場プロジェクトに出資。この案件に45%の出資比率を持つ。
このゴルフ場は「プラバー・コーブ・ゴルフクラブ」と名付けられ、民間所有の香港埋め立て地で初めて開発されるゴルフ施設となる予定。公式ウェブサイトによれば、2027年開業予定で、23年8月に着工した。
同ゴルフクラブの広報担当者は、最大350人の雇用を創出するとし、計画通り27年の開業を目指していると述べた。ハニー・キャピタルと麗新発展、遠東発展はいずれもコメント要請に応じなかった。
原題:Hong Kong Tycoons, Hony Capital Seek Loan to Build Golf Course(抜粋)
--取材協力:Venus Feng.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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