フランスの高級ブランド運営会社クリスチャン・ディオール・クチュールがサイバー攻撃を受け、一部の顧客情報が流出したことが明らかになった。

同社は一部の顧客データへの外部からの不正アクセスが最近判明したものの、銀行口座やクレジットカード情報を含む財務情報は流出していないと説明した。クリスチャン・ディオールは世界最大の高級ブランドグループであるLVMHモエヘネシー・ルイヴィトン傘下で、規模が2番目に大きいファッションブランド。

クリスチャン・ディオール・クチュールは関連当局への報告をすでに済ませ、サイバーセキュリティー専門家と共にこの件の調査を続けており、「必要に応じて顧客への通知を進めている」と15日の電子メールで発表した。

仏紙ルモンドは、サイバー攻撃が発生したのは今年1月であり、アジアの顧客には今週、データベース侵害について通知が行われたと報じた。クリスチャン・ディオール・クチュールの広報担当者に詳細の確認を求めたが、回答は得られなかった。

原題:Christian Dior Couture Client Data Breached in Cyber Attack(抜粋)

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