金融やビジネスのキーパーソンの“声”をフレッシュに伝える番組「1on1」
今回のテーマは「東証が大改革 400社が上場廃止の危機」。一体どういうことなのでしょうか。
4月22日、東京証券取引所はグロース市場で上場し続けるための基準を変更することを決定しました。これまでは「上場から10年経過後に時価総額40億円以上」でしたが、2030年以降は「5年経過後に100億円以上」とします。
グロース市場はスタートアップが新規上場する入口となってきました。「小さく上場して大きく成長する」ことを目的としていましたが、近年は上場後に時価総額が低迷する企業が跋扈。この現状に東証がメスを入れたのです。
そもそも規模の小さい“小粒上場”が多いのも原因。無理に早く上場しても意味がない――。そう説くのが、日米でベンチャーキャピタルを運営するDNX Venturesの日本代表、倉林陽さんです。
なぜ上場しても成長できない企業ばかり増えてしまったのか。倉林さんとスタートアップの小粒上場問題を掘り下げます。
◆出演◆
▼倉林 陽
DNX Ventures 日本代表
同志社大学商学部卒。三井物産、富士通を経て、ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA修了。米セールスフォースのスタートアップ投資部門の日本代表などを務めた後、2015年にDNX Ventures参画。これまでの投資先はSansan、マネーフォワード、チームスピリットなど。上場やM&Aによるエグジット実績多数
X: @kurabayashi_vc
▼中川 雅博
TBS CROSS DIG with Bloomberg ビジネスエディター
東洋経済新報社で『週刊東洋経済』『会社四季報』の記者・編集者として、自動車、航空、IT業界などを担当。その後NewsPicks編集部に移り、テクノロジー業界を取材。副編集長としてチームを統括。2025年1月にTBSテレビ入社、TBS CROSS DIGで企業・産業コンテンツを担当
X: @mshrnakagawa
Mail: nakagawa.masahiro @ tbs.co.jp
◆収録日◆
2025年4月18日