きょう、都内で開かれた“食”にまつわる展示会。トランプ関税をめぐる不安が広がっていました。
サックサクのトンカツを載せた“金沢カレー”でお馴染み「ゴーゴーカレー」。アメリカでは“クセになる日本の味”として支持されていて、6店舗を展開しています。
ただ、もし、“トランプ関税”が続くなら…
ゴーゴーカレーグループ 事業開発部 前川智子さん
「アメリカに数店舗直営店があるので、輸出コストがアップすることで(売り上げに)影響が出てしまうのでは」
このままだと、「現地での販売価格は引き上げざるを得ない」と身構えています。
心配の声が上がる一方、トランプ関税をビジネスチャンスに、とみる企業も。
冷凍野菜などを扱う、こちらの会社。中国やアメリカなどから野菜を輸入しています。
イワタニフーズ 杉本武司さん
「中国の企業でアメリカと日本に輸出してる企業は、アメリカの関税が高くなって輸出ができなくなるときに、日本に価格面でメリットがある提案が増えてくるのでは」
今、米中の対立で行き場を失った野菜を「安く輸入できるようになるのではないか」と期待を寄せているのです。
今、全国で幅広い産業が固唾をのんで見守っているトランプ関税。交渉はスタートラインに立ったばかりで、先行きは見通せない状況です。

トランプ氏の関税に黄信号、赤字削減計画に暗雲-最高裁の審判次第