アメリカのトランプ大統領が自動車への25%の追加関税を発動したことなどを受け、ホンダや日産が生産の一部をアメリカにシフトします。

ホンダは、埼玉県の工場でアメリカ向けに生産している「シビック」のハイブリッドモデルについて、アメリカのインディアナ州に生産を移すということです。埼玉県の工場では、今年2月から月におよそ1500台を生産してきましたが、6月から7月に生産を終える予定です。

関係者によりますと、「トランプ関税の影響を一部鑑みての対応」だとしています。

また、日産自動車はトランプ政権による25%の追加関税を受け、アメリカで予定していた減産計画を一部撤回しています。

日産は、今年4月からアメリカにある2つの工場で生産ラインを減らす計画でしたが、1つの工場では生産体制を維持するということです。

また、メキシコ工場で生産しているアメリカ向けの一部の車種については追加注文を停止します。