(ブルームバーグ):トランプ米政権は関税交渉を利用し、米国の貿易パートナーに中国との取引を制限するよう圧力をかける計画だと、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。
事情に詳しい複数の関係者の話としてWSJが報じたところによると、ホワイトハウスが課す貿易・関税障壁を削減することと引き換えに、貿易相手国から中国経済を孤立させる上での確約を引き出すのが狙い。
米政府関係者は70カ国余りとの交渉を通じ、中国が自国経由で商品を輸出するのを認めないことや、中国企業が米関税回避のため拠点を置くのを防ぐこと、中国の安価な工業製品を自国経済に取り込まないことを要求する計画だという。
こうした措置は、中国経済に打撃を与え米中首脳会談を前に中国側の交渉力を弱めるのを目的としており、具体的な要求内容は各国の中国経済への関与により大きく異なる可能性があるとしている。
米中貿易摩擦を巡っては、両国が強硬な姿勢を崩しておらず、対立に終わりが見えない状況だ。トランプ米大統領は15日、激化する米中貿易摩擦の解決に向けた交渉を開始するためには、中国側からの接触が必要だとの見解を示した。
WSJは、ホワイトハウスと米財務省はコメントの要請に応じなかったとしている。
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.