(ブルームバーグ):ニューヨーク市のマムダニ市長が、ヘッジファンドのシタデル創業者で億万長者のケン・グリフィン氏による高級ペントハウス購入を引き合いに新たな税制案を訴えたことを巡り、シタデルのジェラルド・ビーソン最高執行責任者(COO)は「恥ずべきことだ」と反発した。
ビーソン氏は社員向け資料で「NY市のしばしば高コストで無駄の多い支出に伴う負担を公平に担っていないとされる人々の例として、ケンの名前を持ち出したのは恥ずべきことだ」と述べた。
今回の批判は、マムダニ氏とNY市の富裕層との間でくすぶっていた対立を一段と激化させるものだ。マムダニ氏は超富裕層や大企業への課税強化を柱に掲げ、同市の公平性向上を訴えて選挙戦を戦った。一方、反対派は増税が開発意欲をそぎ、税収に最も貢献している個人や企業の流出を招くと主張している。
NY州のホークル州知事が提案した500万ドル超のセカンドハウスに課す新税を支持するマムダニ氏は先週、SNSに投稿された動画でこの税を訴えるために、セントラルパーク・サウス220番地に立ち、超高層ビルを指さしながら、グリフィン氏がここのペントハウスを2億3800万ドルで購入したと名指しで取り上げた。
その上で、今回の税は「最も裕福な富裕層」や「NYの不動産に資産を保有しながら別の場所に住む人々」を対象に設計されたと述べていた。
マムダニ氏およびホークル氏の広報担当者にコメントを求めたが、現時点で応じていない。
原題:Citadel Raises Halting NYC Expansion in Rebuke of Mamdani (2)(抜粋)
--取材協力:Laura Nahmias、Natalie Wong.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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