今月に入ってもコメの価格上昇は止まりませんでした。先ほど発表されたスーパーでのコメの平均価格は14週連続で値上がりし、5キロあたり4214円となっています。

農林水産省によりますと、先月31日から今月6日までに全国のスーパーで販売されたコメ5キロあたりの平均価格は4214円となりました。

備蓄米を放出しても下がらず、14週連続で高値を更新しています。

去年と比べ2000円以上高く、依然2倍以上の価格が続いていて、備蓄米の効果が表れるのがいつなのかが注目されています。

こうした中、農水省は卸や小売り団体との意見交換会を初めて開催。

江藤拓 農林水産大臣
「コメをめぐる報道がない日はございません。安定供給を1日も早く取り戻したいという気持ちは皆様方も我々も同じだという風に理解しております」

これまでの備蓄米の売り渡しや価格高止まりの解消に向けた取り組みなどについて話し合われました。参加者からは備蓄米の流通について「地域や取引先の規模や状況で濃淡がある」との指摘が出たほか、「継続的に備蓄米の販売を行って欲しい」などとの声があがったということです。