(ブルームバーグ):米国のトランプ政権入りしているイーロン・マスク氏がナバロ上級顧問(貿易・製造業担当)の批判に反撃したことを受け、フォード・モーターの経営トップがマスク氏を支持する姿勢を示した。
同社のジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)は、主力製品のピックアップトラック「F-150」は、フォードの本拠地ミシガン州ディアボーンの「1平方マイル以内」で設計やエンジニアリング、テスト、製造がされているとX(旧ツイッター)に投稿。
ファーリー氏はこの投稿をマスク氏にタグ付けし、「米国のイノベーション」は「われわれ経済の生命線であり、組み立てにとどまらない」とコメントした。

トランプ大統領の関税政策に強く関与しているナバロ氏は7日、米経済専門局CNBCとのインタビューで、マスク氏率いる電気自動車(EV)メーカー、テスラは米国で製造したEVモデルに「安価な外国製部品」を使用していると主張。マスク氏は自動車を製造しているのではなく「組み立て」ていると発言していた。
これに対し、マスク氏はすぐにXへの投稿でナバロ氏を「間抜け」とののしり、テスラ車が市場で最も「米国製」の車であることを示す2023年の調査を引用した。
フォードを含む米自動車メーカー各社は、自動車を構成する数千単位の部品を関税の対象から外すようトランプ政権に求めている。
5月3日までにエンジンやトランスミッションなどの主要部品に25%の関税が課される予定だが、それらの部品以外にも関税の対象が拡大する可能性もある。マスク氏も米国で製造されるテスラ車の部品に対する関税に反対している。
フォード創業者ヘンリー・フォードのひ孫ビル・フォード会長は今年初めのインタビューで、多くの問題についてマスク氏と意見が一致しているため、同氏がトランプ大統領と手を組むことを脅威とは感じていないと語っていた。
原題:Ford CEO Hints at Musk Support Amid Tariff Spat With Trump Aide(抜粋)
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