(ブルームバーグ):9日の債券相場は下落が予想される。8日の30年国債入札の不調や財政拡大による超長期債の需給懸念が相場の重しになる。
トランプ米政権との関税交渉における円安是正の見方から、日本銀行の利上げ観測も徐々に回復する見通し。日銀の植田和男総裁のこの日の発言が注目されている。
三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、米関税の影響に相場が左右される中、落ち着きどころを探り始めた兆しもあるが、下落圧力の方がやや強いと予想。「超長期ゾーンには補正予算の話題が売り材料になる上、短いゾーンも円安是正で年内利上げ観測が盛り返してきている」と指摘した。
植田総裁は午後3時15分から信託大会であいさつする。稲留氏は「今の状況でも利上げに否定的な発言はしないとみられ、買い手掛かりになりにくい」との見方を示す。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは1.23-1.31%(8日は1.255%で終了)、先物中心限月6月物は140円70銭-141円25銭(同141円04銭)。
先物夜間取引で6月物は8日の日中取引終値比2銭高の141円06銭で終えた。8日の米10年国債利回りは前日比11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い4.29%程度に上昇した。
日銀買い入れオペ
- 定例の国債買い入れオペの対象は残存期間1年超3年以下、5年超10年以下、10年超25年以下、買い入れ額はそれぞれ2750億円、3000億円、1350億円
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