(ブルームバーグ):年度が替わって桜が満開の見頃を迎える各地の花見スポットでは、今週末に多くの人が出て賑わいを見せると予想される。ウェザーニューズによると、花見にかける予算は年々増加傾向にあり、2025年は1人当たり2997円と過去7年で最高額だ。
同社の調査によれば、1人当たりの予算はコロナ禍前の19年が2728円だった。それから6年、一本調子とはいかないまでも増加傾向にある。県別にみると、花見にお金を1番かけるのは秋田県の4303円だった。
第一生命経済研究所が1日に発表したリポートでも、花見の予算は増加傾向にあることが示された。同研究所が定番のおにぎりやビールなど14品目を基に「花見コスト指数」を作成したところ、2月時点でコロナ禍前(2019年平均)に比べて約2割上昇した。ちなみに消費者物価指数・総合は同期間で約1割の上昇だ。
14品目のうち上昇が目立ったのは砂糖を使ったまんじゅうやだいふく、炭酸飲料類だった。同研究所の熊野英生首席エコノミストは、日本の砂糖自給率は15%と低く、円安や海外市況の高騰の影響が出ていると分析する。逆に下がったのはビールと茶飲料だった。
熊野氏は、食料品全体が物価上昇をけん引しているのは、花見コストに限ったことではなく、自給率が低いことの裏返しとして輸入物価高騰の影響を受けやすいことが背景にあると結んでいる。
一方、関西大学の宮本勝浩名誉教授が25年の花見の経済効果を試算したところ、約1兆3878億円になった。これはロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の昨年1シーズンの経済効果(約1328億円)と比べても約10倍と大きな規模だという。
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