ベトナムは、液化天然ガス(LNG)や自動車など幅広い輸入品を対象に関税を引き下げると発表した。トランプ米政権は2日に相互関税を公表する計画で、先手を打った形だ。

政府ウェブサイトに掲載された声明によると、一部車種の自動車関税が最大64%から32%に、LNGは5%から2%に引き下げられた。また、エタノールは10%から5%に下がる。生リンゴやアーモンド、チェリーなど輸入農産物も関税引き下げの対象となり、3月31日に発効した。

トランプ大統領は2日にホワイトハウスのローズガーデンでのイベントで相互関税を発表する予定。グリア米通商代表部(USTR)代表は先月、ベトナムの貿易担当高官に対し、両国間の貿易収支を改善し、市場をさらに開放する必要があると伝えていた。

「多くのアジア諸国が相互関税の課題に直面する見込みだ。中でもベトナムやタイは最も脆弱(せいじゃく)な立場にある」と、DBS銀行のシニアエコノミスト、馬鉄英氏は3月27日付の調査リポートで指摘した。

ベトナムは貿易依存度が高い国の一つで、昨年の輸出は国内総生産(GDP)の約85%に相当。米国は最も重要な輸出先になっている。

原題:Vietnam Aims to Blunt Trump Tariffs With Tax Cuts on Imports (1)(抜粋)

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