1日の欧州債は上昇。ユーロ圏におけるインフレ減速の兆候から、欧州中央銀行(ECB)による月内利下げへの期待が押し上げられた。

ドイツ10年債利回りは一時8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して2.66%。ユーロ圏インフレ率は3月に2.2%に低下し、ECBが目指す2%にさらに近づいた。

イタリア債は他国債をアウトパフォーム。10年債利回りは一時10bp低下して3.77%となった。同国のHCOB製造業購買担当者指数(PMI)が予想外に低下したことに反応した。

短期金融市場では、ECBが今月0.25ポイント利下げする確率を約75%と織り込む。

欧州株は反発。投資家の関心は2日発表の米関税措置に集中している。ストックス欧州600指数は1.1%高。この日はテクノロジー、工業関連株が上昇した。関税の影響を特に受けやすい自動車、鉱業株も買いを集めた。

ホワイトハウスの発表によれば、トランプ大統領は2日、ホワイトハウスのローズガーデンで開催される「米国を再び豊かに(Make America Wealthy Again)」イベントで演説する。このイベントで相互関税についての発表がある見通しだ。

4月1日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:CORRECT: European Bonds Rally on Inflation: End-of-Day Curves

European Stocks Rebound as Investor Focus Remains on US Tariffs

Trump April 2 Tariffs to Take Immediate Effect, White House Says

(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.