イスラエル軍はイランへの攻撃を停止したとする一方、親イランのイスラム教シーア派組織ヒズボラに対し、先月の戦闘激化以来、最大規模となる攻撃を行ったと発表しました。

イスラエル軍は8日、レバノン南部や首都ベイルートなど、10分間で100か所を超えるヒズボラの拠点を同時に攻撃したと発表しました。

先月、ヒズボラとの戦闘が激化して以来、最大規模の攻撃だとしていて、レバノン当局はこれまでに254人が死亡、1165人がけがをしたとしています。

イスラエルのネタニヤフ首相は停戦合意に基づき、イランへの攻撃を停止した一方、「レバノンは合意の対象に含まない」と主張し、攻撃を続ける考えを示していました。

一方、イランのタスニム通信は関係筋の話として、イスラエルが停戦合意に違反し、レバノンへの攻撃を続ける場合、「イランは合意から離脱する可能性がある」と伝えています。

また、アメリカとイランの交渉を仲介したパキスタンのシャリフ首相は、SNSに「停戦違反が複数の地点で報告された」と投稿。「和平プロセスの精神を損なうものだ」と非難し、当事国に自制を求めました。