価格設定、日本円換算に注目

Switch 2の価格について、望月氏は「アナリストの大方の予想では400ドルから500ドルの間のどこか」という。ただ日本での価格については、単純に為替レートで換算するだけでは不十分だ。

「アナリストの注目点のひとつは日本円をいくらに設定してくるのか、1ドル何円で設定するのかということ」と望月氏は強調する。

過去の任天堂製品は1ドル100円換算で価格設定がされてきたが、最近のPlayStation 5は145円から150円程度で換算されている。任天堂が今回どのような換算レートを採用するかが、日本市場に対する考え方や本気度を示すポイントになるという。

子どもや高齢者向けの価格設定への配慮

任天堂の価格設定には、子どもや高齢者への配慮も影響する可能性がある。望月氏は「子どもたちだけではなくて、おじいちゃん世代が孫世代にプレゼントできる価格帯であることも大切にしている会社だ」と指摘。

高すぎる価格設定は、こうしたターゲット層を逃す可能性があり、「コストの上昇はありつつも、慎重に考える」という。

発売日は6月後半か

Switch 2の発売日について、望月氏は「6月の後半」が有力視されているという。その根拠として挙げられているのが、4月2日の詳細情報解禁後、世界各地で順次開催される体験会のスケジュールだ。

最後に予定されている韓国での体験会が6月1日までとなっていることから、「6月の後半なのではないか」という見方が現時点で最も多いという。