(ブルームバーグ):農林中央金庫が25日までに、銀行の温室効果ガス排出量削減を促す「ネットゼロ・バンキング・アライアンス(NZBA)」から脱退したことが分かった。
ブルームバーグの取材に対し、農林中金の広報担当者が事実を確認。脱退の理由について、加盟継続で得られるメリットなどを総合的に判断したと電子メールでコメントした。気候変動の課題に対しては、独自に体制整備を進めており、不断の取り組みを続けるとした。
NZBAは米トランプ政権での気候変動政策の後退を背景に、昨年末以降に米金融機関の脱退が相次いだ。今月に入り、三井住友フィナンシャルグループ、野村ホールディングス、三菱UFJフィナンシャル・グループと、国内金融機関の脱退が加速している。
農林中金のNZBAからの脱退については、日本経済新聞が先に報じていた。
農林中金の脱退で、NZBAに加盟する国内金融機関は、みずほフィナンシャルグループと三井住友トラストグループの2社となった。
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