アメリカのトランプ大統領はサウジアラビアとの間の投資に関する会議に出席し、両国の企業間で2700億ドル=およそ42兆円規模の契約が結ばれたと明らかにしました。

トランプ大統領
「数十社の企業間で2700億ドル規模の契約と売買が結ばれたとのことだ。きょうだけで起こったことだ。2700億ドル、素晴らしい話だ」

トランプ大統領は19日、アメリカとサウジアラビアの投資フォーラムに急きょ、登壇し、巨額契約の成果を強調した上で「アメリカに雇用と大きな富をもらしてくれたことに大変感謝する」と話しました。

フォーラムには実業家のイーロン・マスク氏や半導体大手「エヌビディア」のトップのジェンスン・フアン氏ら経済界の大物たちも参加し、両国の経済関係強化を強くアピールしています。

ただ、トランプ大統領は具体的な契約の中身には一部しか言及しておらず、アメリカメディアは「トランプ氏は過去にも判然としない投資の約束をアピールしてきた」として、内容を見極める必要があることを指摘しています。