(ブルームバーグ):24日の債券相場は下落。米国の長期金利が時間外取引で上昇しているほか、日本銀行の追加利上げ観測が引き続き相場の重しになっている。
岡三証券の長谷川直也チーフ債券ストラテジストは、日銀の追加利上げを警戒しながら取引する状況は変わっていないとした上で、「期末前で投資家の動きは鈍く、買い進みにくい」との見方を示す。
19日の植田和男日銀総裁の会見について、長谷川氏は米関税発動を控えて「不確実性に言及しつつも、金融正常化方向とバランスを取っていた」と指摘。28日に公表される3月の金融政策決定会合の「主な意見」で日銀内の利上げ姿勢を確認したいと述べた。
日銀は定例の国債買い入れオペを通知した。対象は残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下、25年超で、買い入れ額はそれぞれ3000億円、3000億円、3250億円、750億円となる。

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