西アフリカのナイジェリアで武装グループが学校を襲い、女子生徒25人が拉致されました。
ロイター通信などによりますと、17日午前4時頃、ナイジェリア北西部ケビ州の寄宿制の女子中等学校が武装グループに襲撃されました。副校長が射殺され、女子生徒25人が連れ去られましたが、このうち1人が脱出し、保護されたということです。
ナイジェリアでは、2014年に北東部ボルノ州の学校から女子生徒276人がイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」に拉致されるなど、身代金目的で学校が襲撃され、生徒が拉致される事件が相次いでいます。
現地メディアは、拉致された女子生徒は全員イスラム教徒だったと報じていますが、アメリカ共和党のムーア下院議員は17日、SNSへの投稿で「襲撃はキリスト教徒圏で起きた」と主張しました。
ナイジェリアをめぐっては、アメリカのトランプ大統領が今月、「イスラム過激派が多くのキリスト教徒を殺害している」と訴え、軍事攻撃に踏み切る可能性を示唆しています。
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