新年度予算案の修正をめぐり、与野党の合意に向けた動きが加速しています。自民・公明と日本維新の会が先ほど協議しましたがまとまらず、きょう再び協議することを確認しました。国会記者会館から中継です。

自民・公明・維新3党の政策責任者らが先ほど会談し、合意文書の取りまとめに向けて詰めの調整をおこないました。

3党はきのうも断続的に協議し、高校授業料の無償化については大筋で合意していて、きょうは社会保険料の引き下げをめぐり、維新が求める医療費の年間4兆円の削減や財源の書きぶりなどについて意見が交わされました。

終了後、維新は「溝が埋まっていない」と述べていて、協議はまとまらず、3党は、きょう再び協議します。

自民党 柴山昌彦 元文科大臣
「私立高校については、授業料の補助によって、授業料の便乗値上げを招くのではないかとの懸念も様々なところから示されております」

石破総理
「便乗値上げなぞということがあって良いとは全く思っておりません」

一方、衆議院・予算委員会で石破総理は教育無償化により、▼教育予算の削減や、▼将来世代への負担の先送りがあってはならないと強調し、「歳出・歳入両面の措置を徹底的におこなうことで、安定した恒久財源を見出すことは政府の責務」との考えを示しました。