中国は外国企業を誘致するための新たな取り組みを打ち出した。規制緩和に向けた行動計画を策定し、2024年に約30年ぶりの低水準となった対中投資の呼び込みを強化する。

商務省の凌激次官は20日の記者会見で、企業のニーズに対する理解を深め、問題の解決策を探るため、同省が外国企業を視察すると発表。特定の問題について直ちに解決できない場合、商務省は地方当局と連携し、適切な対応と解決を目指すとも説明した。

 

同省が19日に公表した計画は、製造業に関する市場アクセスの制約を全て取り除き、中国・外国企業の製品を平等に扱うとともに、与信を得やすくすることで、国外からの投資を安定化させるとしている。

政府は低迷する投資の回復を図る措置を続けている。23年にも同様の対策が講じられたが、外国企業は中国での新規投資の縮小を継続。昨年の対中投資は正味45億ドル(約6800億円)と、1992年以来の低水準にとどまった。

原題:Chinese Investment Slump Prompts New Effort to Woo Foreign Firms(抜粋)

--取材協力:Ran Li.

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